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臨床経絡

「経穴ゲートスイッチ理論」に基づいた臨床現場で役立つ経絡治療の紹介

沢山の東洋医学の理論があり、それを学校で学びますがどのように運用するかまでは教えてくれません。「経穴ゲートスイッチ理論」を理解すれば知識が臨床に活かせるようになります。

ここでは「入門」「症例集」「臨床ひろば」「異論な医論」の4つのテーマに分けて紹介しています。

臨床ひろば

「野菜からタンパク質を効率よく消化吸収するには」をGoogle Geminiに聞いてみた


(Geminiへの質問)

植物性タンパク質は主に植物のどの部分に含まれていますか。具体的に言えば細胞内なのか細胞外なのかを知りたいです。

(Geminiからの回答 1 )
植物性タンパク質が、それぞれの食物のどの部分に、細胞内または細胞外のどちらに多く含まれているかについてですね。
植物性タンパク質は、主に植物の細胞内に存在します。具体的には、以下の部分に多く含まれています。

1. 豆類:
大豆などの豆類のタンパク質は、主に細胞内の「貯蔵タンパク質」として存在します。これらのタンパク質は、種子が発芽する際に必要な栄養源となります。特に、細胞内の「タンパク質体」と呼ばれる構造に多く蓄えられています。

2. 穀類:
小麦、米、オーツ麦などの穀類のタンパク質も、主に細胞内の貯蔵タンパク質として存在します。
特に、胚乳部分に多く含まれています。

3. 種実類:
ナッツ類や種子類のタンパク質は、主に細胞内の貯蔵タンパク質として、油滴とともに蓄えられています。

4. 野菜:
葉物野菜などのタンパク質は、主に葉の細胞内の「葉緑体」に存在します。葉緑体は、光合成を行う細胞小器官であり、タンパク質を多く含んでいます。

補足:
植物の細胞外にも、少量のタンパク質が存在しますが、主要なタンパク質源は細胞内です。植物性タンパク質の具体的な分布は、植物の種類や品種、生育段階によって異なります。
より詳細な情報が必要な場合は、植物生理学や生化学の専門書などを参照することをおすすめします。

(Geminiへの質問)
ということは植物性タンパク質を的確に摂取する為にはセルロースからなる細胞壁を壊さないとできないということですね。しかし人間は消化力ではセルロースの細胞壁を壊せないですよね。加熱した場合はどうですか?

(Geminiからの回答 2 )
おっしゃる通り、植物性タンパク質を効率的に摂取するためには、セルロースからなる細胞壁を破壊する必要があります。しかし、人間の消化器官はセルロースを分解する酵素を持たないため、生のままでは細胞壁を十分に破壊できません。

1.セルロースを加熱した場合の効果:

🔹細胞壁の破壊:
加熱することで、セルロースの構造が変化し、細胞壁が柔らかくなったり、部分的に破壊されたりします。これにより、消化酵素が細胞内のタンパク質にアクセスしやすくなります。
特に、高温での加熱や圧力調理は、細胞壁の破壊を促進します。

🔹タンパク質の変性:
加熱によって、タンパク質の構造も変化(変性)します。これにより、消化酵素がタンパク質を分解しやすくなる場合があります。しかし、過度な加熱は、タンパク質の変性を進めすぎてしまい、消化を阻害してしまう可能性もあります。

🔹消化の促進:
加熱によって、植物性食品の消化性が向上し、タンパク質の吸収率が高まります。

2.その他の細胞壁破壊方法:

🔹物理的破壊:
咀嚼、粉砕、摩砕などの物理的な処理によって、細胞壁を破壊できます。例えば、豆類を挽いて粉状にしたり、野菜を細かく刻んだりすることで、消化しやすくなります。

🔹発酵:
発酵によって、微生物がセルロースを分解し、細胞壁を破壊します。納豆や味噌などの発酵食品は、消化性が高く、タンパク質の吸収率も高いです。

🔹細胞壁分解酵素:
セルラーゼなどの細胞壁分解酵素を外部から摂取することでも細胞壁の分解を助けることが出来ます。

まとめ:(Gemini)
加熱は、植物性タンパク質の消化吸収率を高める有効な手段です。加熱以外にも、物理的破壊や発酵などの方法を組み合わせることで、より効率的に植物性タンパク質を摂取できます。
過度な加熱は、タンパク質の変性を進めすぎてしまい、消化を阻害してしまう可能性もあります。
これらの情報を参考に、効果的に植物性タンパク質を摂取してください。

「カルシウムを効率よく吸収するには」をGoogle Gemini に聞いてみた


世間では「◯◯◯にはたくさん栄養素やミネラルが含まれているから不足にならないように◯◯◯はたくさん食べた方が良い」というようなことをよく目にしたり耳にしたりする。

たしかに食物中の含有量のデータには偽りはないと思うがはたして「吸収率」はどうなのかと思って調べてみるとなかなか納得のいく資料に出会うことがない。
そこでビッグデータを持つGoogle Geminiに聞いてみることにして、手始めにカルシウムについて聞いてみることにした。

(Geminiへの質問 1 )
牛乳に含まれる炭酸カルシウムと魚に含まれるリン酸カルシウムを比べた場合、それらを食した人体への吸収率が高いのはどちらですか?

(Geminiの回答)
牛乳に含まれる炭酸カルシウムと魚に含まれるリン酸カルシウムの吸収率については、いくつかの要因が複雑に絡み合っており、一概にどちらが高いとは言えません。しかし、一般的には、以下の点が考慮されます。

1. カルシウムの形態と溶解度:

炭酸カルシウム:
比較的安価で一般的なカルシウムサプリメントにも使用されています。胃酸によって溶解し、カルシウムイオンが放出されます。溶解度はpHに依存し、胃酸の分泌量が少ない高齢者などでは吸収率が低下する可能性があります。

リン酸カルシウム:
骨や歯の主要な成分であり、自然界にも広く存在します。炭酸カルシウムに比べて溶解度は低いですが、リン酸との組み合わせにより、カルシウムの吸収を助ける可能性もあります。

2. 食事との相互作用:

カルシウムの吸収は、食事に含まれる他の成分によって影響を受けます。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進します。シュウ酸やフィチン酸はカルシウムと結合し、吸収を阻害する可能性があります。乳製品にはカルシウムのほかに吸収を助けるカゼインホスホペプチド(CPP)が含まれています。魚に含まれるリンは、カルシウムの吸収に影響を与える可能性があります。リンとカルシウムのバランスが重要であり、過剰なリンはカルシウムの吸収を阻害する可能性があります。

3. 個人の生理的要因:

年齢、性別、健康状態などによって、カルシウムの吸収率は異なります。特に、高齢者や閉経後の女性は、カルシウムの吸収率が低下する傾向があります。

結論(Gemini)

牛乳に含まれる炭酸カルシウムは、ビタミンDやCPPとの組み合わせにより、比較的高い吸収率を示すと考えられます。魚に含まれるリン酸カルシウムも、リンとのバランスに注意すれば、有効なカルシウム源となります。どちらのカルシウム源が優れているかは、個人の食生活や生理的要因によって異なります。
より具体的な情報については、栄養学の専門家や医師に相談することをおすすめします。

(Geminiへの質問 2 )
個人の食生活や生理的要因によって異なるということはそれぞれの民族の長年にわたる食習慣によって炭酸カルシウムよりもリン酸カルシウムの方が効率よく吸収できる可能性は高いですね。
日本人が牛乳を食習慣に取り入れるようになった歴史は非常に短いので日本人にとってはリン酸カルシウムを含む食品を摂取する方がより効率よくカルシウムを取り入れることができそうですね。

(Geminiの回答)
おっしゃる通り、民族の長年の食習慣は、特定の栄養素の吸収効率に影響を与える可能性があります。日本人の場合、歴史的に魚介類を中心とした食生活を送ってきたため、リン酸カルシウムの吸収に適応している可能性は考えられます。

🔹民族の食習慣とカルシウム吸収:

遺伝的適応:
長年にわたる食習慣は、遺伝子レベルでの適応を引き起こす可能性があります。特定の栄養素を効率的に吸収できる遺伝子を持つ人々が、生存に有利となり、その遺伝子が集団内に広まった可能性があります。

腸内細菌叢:
腸内細菌は、栄養素の消化吸収に大きな影響を与えます。民族によって腸内細菌叢が異なるため、カルシウムの吸収効率も異なる可能性があります。日本人は海藻などを多く摂取してきた歴史から、海藻由来の多糖類を分解できる腸内細菌を持つ可能性が高いと考えられています。

食文化:
食文化は、栄養素の摂取量や組み合わせに影響を与えます。日本食は、魚介類や大豆製品など、リン酸カルシウムを豊富に含む食品を多く含むため、リン酸カルシウムの吸収を促進する食文化が形成された可能性があります。

🔹日本人とカルシウム:

牛乳の歴史:
日本で牛乳が一般的に飲まれるようになったのは、比較的最近のことです。そのため、日本人の体は、牛乳に含まれる炭酸カルシウムの吸収に十分に適応していない可能性があります。

魚介類の重要性:
日本人は、伝統的に魚介類から多くのカルシウムを摂取してきました。魚の骨や小魚など、リン酸カルシウムを豊富に含む食品を積極的に摂取することは、日本人のカルシウム摂取にとって有効な手段と考えられます。

結論:

日本人の場合、長年の食習慣を考慮すると、リン酸カルシウムを含む食品を摂取する方が、効率的にカルシウムを摂取できる可能性はあります。しかし、牛乳は、カルシウムだけでなく、他の栄養素も豊富に含む食品であり、適切な量を摂取することは、健康維持に役立ちます。バランスの取れた食生活を心がけ、必要に応じて、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを摂取することも重要です。これらの情報を参考に、ご自身の食生活を見直してみてください。

(Geminiへの質問 3 )

個人の食生活や生理的要因によって異なるということはそれぞれの民族の長年にわたる食習慣によって炭酸カルシウムよりもリン酸カルシウムの方が効率よく吸収できる可能性は高いですね。
日本人が牛乳を食習慣に取り入れるようになった歴史は非常に短いので日本人にとってはリン酸カルシウムを含む食品を摂取する方がより効率よくカルシウムを取り入れることができそうですね。

(Geminiの回答)

おっしゃる通り、民族の長年の食習慣は、特定の栄養素の吸収効率に影響を与える可能性があり、日本人の食習慣を考慮すると、リン酸カルシウムの重要性は高いと考えられます。

食生活の注意点

多様な食品の摂取:
カルシウムの吸収を高めるためには、リン酸カルシウムだけでなく、ビタミンDや他の栄養素もバランス良く摂取することが大切です。魚介類、乳製品、野菜、海藻など、多様な食品を組み合わせた食生活を心がけましょう。

加工食品の注意:
加工食品には、リン酸が多く含まれる場合があります。過剰なリン酸摂取は、カルシウムの吸収を阻害する可能性があるため、注意が必要です。

まとめ(Gemini)
日本人の場合、長年の食習慣を考慮すると、リン酸カルシウムを含む食品を摂取する方が、効率的にカルシウムを摂取できる可能性があります。しかし、牛乳も重要なカルシウム源であり、適切な量を摂取することは、健康維持に役立ちます。バランスの取れた食生活を心がけ、必要に応じて、専門家のアドバイスを受けることも重要です。

オミクロン株と疎経活血湯

Covid-19ワクチン(以下ワクチン)の副反応軽減に疎経活血湯が有効だと言うことはこの一年の経験で確信していたがCovid-19(以下コロナ)の変異のスピードがとてつもなく早いので果たして治療薬として有効であるのかは確信が持てずにいた。

変異がなければ治療薬として充分に利用価値があるのはみえていたがオミクロン株に至ってはワクチンは感染予防には役立っていない印象が強いので当然「疎経活血湯」も効果がない可能性はあった。

しかし、そうなるとオミクロン株は「全く別物のウイルス」として扱った方が妥当だと言うことになる。

オミクロン株以前は「全身性血管炎」をきたすウイルスであったものが何回も変異を繰り返した結果、主に上気道炎から始まる熱性の感染症になってしまったかもしれないとも考えられるからだ。

もしそうであれば「疎経活血湯」は治療薬としては第一選択肢ではなくなる。

しかし、ワクチンは相変わらず初期のウイルスを基にして作られているので副反応軽減目的に使うのであれば「疎経活血湯」はまだ有効だと思っている。(今秋にはオミクロン株ベースのワクチンが出てくる)

だから、当初、オミクロン株以降の治療薬としては喉の痛みと発熱が初期症状だと言うことを鑑みれば第一選択肢は「小柴胡湯加桔梗石膏」が妥当なのではないかと考えていた。

しかし、私の臨床現場で自分の目で確かめられるのは今までは予防接種後の患者さんの状態に限られてきたので治療薬として果たして「疎経活血湯」と「小柴胡湯加桔梗石膏」のどちらがより妥当なのかは判断ができないでいた。

ところがオミクロン株以降は感染の広がりが大きく流石に私の周りにも感染者が頻繁に出てくるようになった。

また、オミクロン株に感染した人で後遺症が残ったケースの報告が沢山上がってくるようになると軽症の場合はいかにも普通の上気道炎のように見えるが重症化したり後遺症が残ったケースをみればやはり「血管炎」が引き起こされた結果によるのだなと想像するようになった。

一例だが、先週初めコロナに感染した患者さんに「発熱がある間は疎経活血湯を連続服用してみては」とアドバイスしてみた結果、倦怠感はなく発熱はあるが最高38.5℃止まりでそれも初日だけで、それから2日間は37℃4日目には36℃台に下がってしまった。

最後まであったのは喉の痛みだった。

これらのことから考えつくのは予防接種の副反応軽減の為だけでなく、治療と後遺症予防のためにも「疎経活血湯」がまだ有効に働くようだということ。オミクロン株以降の感染で喉の痛みがある時は「桔梗石膏」を併用するのがより良いのではないかと思うようになった。

Covid-19(コロナ)と漢方薬

昨年の6月7日の投稿の再投稿です。

株式会社 ツムラへ「疎経活血湯」の件で問い合わせたところ以下のような回答がきました。
平たく言えば「医師に相談して同意を得られれば使ってみても良いのでは」ということでしょうね。(最後に問い合わせた内容を添付しております)

古賀はり灸院 古賀 信一先生

お問い合わせをいただきありがとうございます。
「疎経活血湯と新型コロナウイルス」についてご回答いたします。
現在のところ、新型コロナウイルスに効くという日本の漢方製剤の実証データはありません。

しかしながら、古来より、熱に対しては「葛根湯」、「麻黄湯」など下痢に対しては「葛根湯」や「五苓散」などにて対処を行い、インフルエンザなどのまん延を最小限にとどめてきたのが日本の伝統的漢方医学であると考えております。

疎経活血湯についても、接種後の筋肉痛や関節痛などの軽減に効果がある可能性はあると考えます。

症状に応じて、医師の判断のもと、種々の漢方薬が選択されるべきと考えます。
ご理解賜りますようお願い申し上げます。

■問い合わせの内容

株式会社 ツムラ殿

疎経活血湯の効能評価についてご提案です。
現在、貴社の当剤への効能書きでは「筋肉痛、関節痛等」となっておりますが、私なりに文献で確かめてみると疎経活血湯は血管炎、血栓症への処方であり、その結果として筋肉痛や関節痛が生じていると考えるのが妥当ではないかと考えました。COVID19は全身性の血管炎を起こす感染症なので私の患者さんで医療従事者の方々に私の見解を示したところ、それに興味を持たれた20名程が予防接種の前後に自主的に疎経活血湯を服用されました。
2回目接種後の症状としては副反応と思しきものは掌、足底の軽い焼灼感が1名(40代)、38°C代の発熱が1名(20代)でした(他は無症状)。
この結果が何を意味するのかしないのかは私の本来の研究の領域ではありませんので私見は述べませんが貴社に於かれましてはCOVID19に対する漢方薬のひとつのアプローチとして考察に値するのではないかと思いました。
ご検討されることを期待します。

【継続治療の意義】


東洋医学が得意とするのは「病の芽を摘む」こと「病を根付かせない」ことができるということです。

古人はこれを「未病を治す」と表しました。
継続治療していても何も変わらないかもしれないけれど「芽を摘み」「根付かせない」ことを実現しているのです。
これがとても大切です。
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